中学校で習う「微生物」
「微生物」というワードについて触れることが多いのは中学生の頃ではないでしょうか。
理科の授業で、「ミジンコ」や「ゾウリムシ」などの微生物に関しての問題が出るからです。
また、授業では顕微鏡を覗いて、実際に微生物たちの生きているところを見て驚いた学生も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
タダの水滴にしか見えないものをのぞいたら生き物がいたという衝撃は今でも覚えています。
学校を卒業してしまえば「微生物」という言葉に意識を傾けることなどほぼありませんが、
この一瞬の為に微生物について勉強しておかないと評価に繋がってしまうことは事実です。
そこで今回は、中学生の視点で習う(覚えておくべき)微生物についてご紹介致します。
中学生達のお勉強に役立てたらうれしいです。
中学テストによく出る微生物6選
私の学生時代との差があると思いますが、「動物性」と「植物性」、「例外」に分けて出題頻度の高い6選をご紹介します。
全て淡水中(海水ではない)の生物です。
●動物性(顕微鏡で覗くと動いている微生物)
①ミジンコ(多細胞生物…色んな働きを持つ細胞でできた生物)
形…顕微鏡でも生物として見える形をしています。
特徴…カニやエビの仲間で、5選の中で最もサイズが大きい微生物です。
顕微鏡で単眼や触角、心臓などが見ることができます。
・ゾウリムシ(単細胞生物…1つの細胞でできた生物)
形…その名の通り、草履のような形をしています。
特徴…「繊毛」と呼ばれる毛を使って動きまわり、エサも食べます。
「収縮胞」と呼ばれる穴から水を吐き出します。
②アメーバ(単細胞生物)
形…良くテストで出る形で言えば、雨が「ピシャン!」とはねた時のような形か、島のような変形した形をしています。実際は様々な形が見られます。
特徴…「仮足」と呼ばれる細胞の一部を使って動きます。
●植物性(光合成をする微生物)
③ミカヅキモ(単細胞生物)
形…その名の通り三日月の形をしています。
特徴…葉緑体を持っています。
「無性生殖」と呼ばれる仲間で、分裂を繰り返して増えます。
④アオミドロ(多細胞生物)
形…見た目は竹の様な形をしています。
特徴…水底に溜まっていて緑色をしています。
動かず、藻類の仲間です。
●要注意!両方の性質を持つ微生物
⑤ミドリムシ(単細胞生物)
特徴…別名「ユーグレナ」とも呼ばれます。
そして植物の持つ葉緑体をも持っています。
尻尾のような「鞭毛」によって動き回ります。
ですが、私たちのようにご飯を食べません。
動く生物か問われたら、「○」、
葉緑体をもつ生物か問われたら「○」です!
ひっかけ問題で出されやすい微生物なので気を付けましょう!
まとめ
微生物とくくられていても、それぞれの特徴によって仲間が変わります。
ミドリムシで例題を出したように、
動く生物か?葉緑体を持つ生物か?また、単細胞生物はどれか?
などの分類分けの問題に気を付けましょう。
因みに、微生物絡みでよくテストに出題されるのは、顕微鏡の使い方。
覚えるパーツの名前が沢山あって大変ですよね。
「対物レンズ」と「スライドガラス」、「プレパラート」は是非覚えて、友達よりも一歩リードしてくださいね!