ストレスで腸内フローラは変化する!
宇宙開発機関であるNASAのある博士がオナラについて研究したのはお伝えいたしましたが、それには続きがあります。
宇宙飛行に搭乗した宇宙飛行士の腸内を継続して観察していたのです。
その結果、ロケットに打ち上げられた時、
急激に宇宙飛行士の腸内フローラは崩れたのだそうです。
崩れた原因は、「バクテロイデス」という日和見菌の一種。
この一瞬で、この菌が急激に増えたというのです。
簡単にご説明すると、ストレスを感じることで「悪玉菌」が一気に暴れだし、
それを見ていた中立役の「日和見菌(バクテロイデス)」も多数派の悪玉菌と手を組んで参戦してしまいました。
そして腸内の味方である「善玉菌」に襲い掛かります。
暴れた結果、お腹を下したり内臓疾患になるリスクを高めていたのです。
その瞬間に、大きなストレスを抱いていた瞬間でもあるのがわかります。
ではストレスはどのようにして体内に異変をもたらしているのでしょうか。
便秘はストレスサイン!
海外旅行に行ったりすると、急に便秘になることがありますよね?
いつものこと~、、、
なんて危ないかもしれません!
楽しみな感情の裏に、スリルを味わうような感覚に似た緊張感をもっているはずです。
”緊張している”ということは”ストレスを抱えている”のと同じ状態で、腸内は素直に感知しています。
緊張すると、体が硬くなってしまう経験を皆さんお持ちだと思います。
証明写真を撮るとき、自然な笑顔を作れず引きつった顔になってしまったり、、、笑
腸内も同様に、緊張することで硬直してしまいます。
すると、胃酸などの分泌液が減少し、善玉菌の仕事量が増え追いつかなくなってしまうのです。
その結果、便秘に陥るのです。
また、便秘によって肌荒れ、自律神経の乱れを引き起こす原因に繋がります。
こうならない為にも、ストレスに気を付ける必要があります。
ストレスはどうしても人生において”つきもの”です。
「あの人は心が広いからめったに怒らないのよね~」
と思われている人でも必ず限度はあるものです。
ですがそういった人はキャパシティが広いか、もしくはストレスをうまく減らすことができる人なのかもしれません。
ストレスから逃げるのではなく、向き合うことも大切なのです。
最も、簡単にストレスを解消するのは「睡眠」です。
脳を休めてあげることで、緊張もほぐれますし便秘解消にも効果的です。
旅行から帰った後はすぐに旅の疲れを取る為、そして腸を休ませてあげる為に即寝しましょう。
日和見菌を味方につけよう!
「日和見菌」は常に力の大きい方への味方です。
善玉菌にも悪玉菌にもなりうる裏表のある菌です。
擬人化すると、
普段はとても物静かなのに、お酒を飲むと急に人が変わる。
、、、そんな人のことです。
日和見菌は常時腸内に住んでいますが、弱い病原性の為、元気な身体でいれば問題はありません。
元気な身体でいれば、、、です。
反対に、体調不良の時には、日和見菌は悪玉菌とタッグを組んで暴走し始めるのです。
例えば、抗生物質を服用しすぎることは、腸内細菌のバランスが崩れる原因になります。
結果、抗生物質を服用しても効かなくなる可能性もあります。
お医者さんに診てもらって本当に抗生物質が必要な場合は、
お医者さんから貰った適量を必ず最後まで服用することも大切です。
中途半端に止めてしまうと、返って病原菌が一時減るだけで薬への抵抗力を強めてしまうのです。
身体に負担をかけないためにも、抗生物質は必要な時だけ必要な量をの飲むようにしましょう。
腸内環境を決めているのは、意外と日和見菌が左右しているのかもしれません。
日和見菌も私たちの味方につけて、健康を目指しましょう!